金の純度の違い
K24・K18・K14・K10は、金製品に含まれる金の割合を表す呼び方です。同じ重さでも品位が違えば評価の前提が変わります。ただし、純度が分かるだけで指輪やネックレスの買取額が確定するわけではありません。表示、品物の構造、評価する重さを分けて確認しましょう。
相談では「この三点は、それぞれ何の品位として評価されていますか」と聞きます。合計額だけでなく一点ごとの区分を確認できれば、素材の情報がどこまで確定したか分かります。
Kの数字は金の割合を示す手掛かりです。色や見た目の大きさでは純度を決めません。品位別の単価と対象重量を見積もりで確認します。
この記事で分かること
- Kの数字は金の割合を示す手掛かりです。
- 色や見た目の大きさでは純度を決めません。
- 品位別の単価と対象重量を見積もりで確認します。
金の純度の違いを確認
全体と刻印の写真・石や別素材の有無・点数と保管場所を、分かる範囲でメモしておきましょう。品物を確認した後の説明と照合できるよう、写真と現物の対応を残してください。
Kは金の割合を表す
金の純度を理解するときは、まず「製品の重さ」と「その中に含まれる金の割合」を区別します。K18は24分の18、すなわち75%が金であることを表す呼び方です。残りの金属があるためといって、金製品ではないという意味にはなりません。
造幣局の品位区分では、K24に999、K18に750、K14に585、K10に416が対応します。呼び方と千分率表示には規格上の対応があるため、K14を単純な割り算だけで細かな小数まで断定しないことも大切です。
ここでいう75%は、K18として確認された金合金中の金の割合です。指輪に付く石や、金属以外の部品まで含めた製品全体の75%が金という意味ではありません。品位は素材の割合、重量は計算対象の量として、別々に確認すると理解しやすくなります。
| 呼び方 | 品位表示の対応 | 読み方 |
|---|---|---|
| K24 | 999 | 金の割合を示す区分 |
| K18 | 750 | 75%に対応 |
| K14 | 585 | 58.5%に対応 |
| K10 | 416 | 41.6%に対応 |
品位と使い方は別
純度の数字は、製品としての使いやすさやデザインの良し悪しを順位付けするものではありません。指輪、チェーン、装飾部品には、用途や加工に合わせた素材が選ばれます。購入価格にも、素材以外の製作や販売に関わる費用が含まれます。
「K24よりK18の指輪を高く買った」という記憶があっても不自然ではありません。売却の相談では、購入時の金額だけを基準にせず、素材としての評価か、ブランドや製品としての評価も含むのかを聞き分けます。
例えばK10の指輪をK18より安く購入したとしても、その価格差から現在の買取額を逆算することはできません。同じ品位でも重さ、石、ブランドなどの条件が異なります。まず品位をそろえ、次に対象重量や製品評価を確認する順で、比較の前提を整えましょう。
色では純度を決めない
黄色が濃いからK24、白いから金ではない、と見た目だけで仕分けると取り違えにつながります。金製品にはホワイトゴールドやピンクゴールドなどの色の違いがあり、表面処理や撮影時の光も見え方に影響します。
最初は色別よりも品物単位で分け、指輪の内側や留め具に読める表示がないか確かめてください。数字の一部が見えない場合は、推測した品位を書き込まず、「18のように見えるが不鮮明」とそのまま伝えます。
刻印は一品ずつ見る
同じ箱の中の品物がすべて同じ純度とは限りません。ペンダントのトップとチェーン、ピアスの本体とキャッチが別に購入されたものであれば、それぞれに異なる表示があることも考えられます。まとめてK18として扱わないでください。
刻印は素材確認の出発点です。表示があるだけで真贋を保証するものではなく、ないだけで素材を否定することもできません。手元の証明書がどの品に対応するか分からない場合は、書類と品物の関係も未確認として残します。
整理の例として、K18と読める指輪、K10と読めるピアス、表示不明のチェーンがあるとします。この三つを一袋で量っても、品位ごとの対象重量は分かりません。まず別々に番号を付け、指輪の石やピアスの樹脂部品も記録します。自宅で純金量を計算するより、確認済みの情報と未確認の情報を分けた一覧の方が、見積もりの説明を追いやすくなります。
相談では「この三点は、それぞれ何の品位として評価されていますか」と聞きます。合計額だけでなく一点ごとの区分を確認できれば、素材の情報がどこまで確定したか分かります。
| 整理する情報 | 確認・相談する内容 |
|---|---|
| 指輪 | K18の表示/石の有無を記録 |
| ピアス | K10の表示/キャッチは別に確認 |
| チェーン | 品位不明として写真を残す |
単価の掛け方に注意
見積もりでK18用の1g単価が示されている場合、通常はその単価に品位が反映されています。そのうえでさらに0.75を掛けると、金の割合を二重に差し引く計算になりかねません。単価が何を基準にした数字なのかを先に確認します。
また、石付きの指輪を家庭のはかりで量った数字は、金属部分だけの重さとは限りません。「表示がK18で総重量が何g」という情報と、査定で計算対象になった重量を別の欄に記録すると、見積もりを読み違えにくくなります。
混ざった品の整理
複数の金製品を相談するときは、無理に純度別へ分類するより、まず品物の数と組み合わせを記録しましょう。小袋に一品ずつ分け、外側の紙に「指輪1」「チェーン1」と付ければ、写真と現物を照合しやすくなります。
一緒に量った合計重量しか分からない場合も、その旨を添えれば相談の出発点になります。純度不明の品を別の袋に隔離して処分する必要はありません。刻印が読める物、読めない物の両方を、確認できた範囲で一覧にします。
相談で伝える内容
例えば「指輪2点とチェーン1点があり、1点だけK18と読めます。石付きの品もあります」と伝えると、純度の確認が必要な品を整理できます。写真は全体と刻印の接写を分け、書類があれば対応が分かる状態で添えましょう。
モノカウへの相談では、品物の種類・点数と京都府・滋賀県の市区町村をお知らせください。現物を確認する前に、すべての品位や金額を写真だけで確定できるとは限りません。訪問条件は品物と保管状況を確認してご案内します。
品位別に並べるときも、読めない刻印を近い数字へ補わず不明のまま残します。同じ色の指輪でも表示が異なる場合があるため、重さを一括して扱わないようにします。品物の番号、読める表示、石や別素材の有無をそろえると、見積もりの説明と照合できます。
- 全体と刻印の写真
- 石や別素材の有無
- 点数と保管場所
NEXT QUESTION
次の疑問を、順番に確認する
金の純度の違いを確認したら、次の疑問に合う記事をご覧ください。
FAQ
K10は金ではないのですか?
K10は金の割合を示す呼び方の一つです。数字が小さいことと、金を含まないことは別です。買取対象や評価方法は現物と相談先の基準を確認してください。
重い指輪ほど高くなりますか?
同じ素材・条件なら重量は判断材料になりますが、石や別素材を含む総重量だけでは比較できません。対象品位と計算対象重量をそろえて確認します。
刻印が薄くて読めません。どうすればよいですか?
削ったり磨いたりせず、光の角度を変えて撮影してください。読めない部分は不明のままで相談できます。
まとめ
Kの数字は金の割合を示す手掛かりです。色や見た目の大きさでは純度を決めません。品位別の単価と対象重量を見積もりで確認します。
実際の品物や日程、搬出条件によって判断は変わります。写真や詳しい情報がそろっていなくても、分かる範囲からご相談いただけます。処分や契約を決める前に、必要な確認事項をご案内します。
参考リンク
外部情報の確認日:2026-10-07
この記事の情報基盤:公的機関・業界団体・メーカーの一次資料+運営正本。制度情報は公的一次資料、仕分け・写真・搬出準備はモノカウが相談時に確認する一般項目を基に整理しています。
制度・手続きは変更されることがあります。実際に申し込む際は、以下の公式・公的ページで最新情報をご確認ください。
- 造幣局「貴金属製品の品位区分と証明記号」 品位表示と造幣局の証明記号を区別。2012年の表示変更も参照。 確認日:2026-10-07。
- 米国FTC「Buying Platinum, Gold, and Silver Jewelry」 金合金・表面の金層・銀の表記の説明。米国の表示制度を日本の全製品の判定基準にしない。 確認日:2026-10-07。
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